神楽坂「料理と会話するお店 くずし割烹 枝魯枝魯」
枝魯枝魯。ギロギロと読みます、神楽坂の隠れ家的名店。
怒涛の一週間を終え、急ぎ足で向かう金曜夜の神楽坂。会社の同僚が予約してくれた店は、京都に本店を持つくずし割烹。メイン通りから外れた、小道に入った先にあり、その雰囲気だけで酔えてしまい、忙しかった心を忘れさせてくれます。
座ったら随時料理が運ばれてきます。飲み物以外の注文は不要で、「どれにしようかなー」とメニューを見て悩む余計な時間を使わずに、ゆっくりと会話と料理を楽しむ事ができる。
ちなみに、毎月メニューが替わり、二度と同じメニューは出ないという。まさに一期一会。
お刺身の横にあるソースは、ふきのとうをペースト状にしたちょっぴりスパイシーなソース。ふきのとうが、こんなにお刺身に合うとは!北海道に住んでいた頃は、家の裏庭に、嫌というほど野生していたふきのとうを、海の幸と素敵なマリアージュに仕上げられる、くずし割烹、恐るべし。
枝魯枝魯という謎な店名は、枝国栄一さんの「枝」と魯山人の「魯」から取って店名を考えていたら、枝国さんの悪友が二回繰り返して「えろえろ」って言った、響きが「乙」だったので、付けた名前らしい。そんななんとなくつけた名前が、いまや「ギロギロ」と打つと普通に変換されてしまうところまで大きくなったのだから、思いつきというのは凄い。今は、パリにも出店されていて、そこで料理長をされているそうです。
鯛茶漬け。美味しすぎて、だし汁を入れる前に白米がなくなって、おねだりしたらおかわりくれました笑
締めは、お団子風の和菓子。締めシャンとともに、いただきました。
金夜のカウンターは、カップルしかいませんが、お二階もありますので、グループでも楽しいと思います!料理をハブに、仲間やスタッフさん、食材とも楽しく会話できるお店、枝魯枝魯。また行きたいお店です。